マンション【結露とカビを何とかしたい】リフォーム

濃い色の無垢床材と漆喰(しっくい)壁で暮らしの問題を解決
O様邸

リフォーム前のお悩みは

滋賀県大津市にて築30年以上となるマンションのリフォーム
・結露とカビに困っている
・2年前にもカビ対策のリフォームをしたのに
・原因を含めて解決したい

1-1

三浦製材が出した答えは

古いマンションにありがちな間違った断熱と仕上げの是正
・既存のカビの除去とカビが発生しにくい工夫
・結露の原因をご説明し、生活習慣にもアイデアを提供

結露とカビ対策の工程 / Before
すっかりイメージが変わりました / After
自然素材で叶える三浦製材リフォーム

以下、同じお悩みの皆様への参考に

①よくあるマンションの結露問題の原因とは。

②結露は物理現象です。

③目的達成のためにはスケルトンに

①よくあるマンションの結露問題の原因とは

マンションでは、外側の壁に断熱材が無く直接クロス(壁紙)が貼ってあったり、断熱材は施工してあるのですがまったく湿気・結露対策のできていない施工をしてあったり、など抜本的な問題が多いのです。

今回のお住まいは断熱材が無く、直接クロスが貼ってある施工でした。
2年前のリフォームではその上から珪藻土が塗ってありました。

②結露は物理現象です。

室内と室外の温度差により結露は必ず発生します。
さらに外気温が何℃、室内温度が何℃で湿度が何%の時結露する、など実際には計算が可能なのですが、

湿気を吸う素材で仕上げたら結露しない

などというデマがリフォーム業界にはあるようなので注意が必要です。

余談ですが、珪藻土や漆喰などは調湿性能の優れた建材ですが、市販されているほとんどの製品は「塗りやすくするために接着剤が混入されており、期待するほどの調湿性能はあまり無い」ということがありますので注意してください。

mutenka-shikkui

弊社が採用している無添加住宅の国産漆喰

気になる方へ少し詳しく

※漆喰
漆喰は水を大量に使います。乾くのに時間がかかり、ゆっくりと乾燥していく間に炭酸カルシウムが結晶化(方解石)します。ですから接着剤(樹脂)を混ぜると結晶化の妨げになるのです。

※珪藻土
珪藻土は漆喰と違い、水だけでは塗布することができず接着剤を混ぜるしか塗る方法がありません
一部の珪藻土は自然の糊シェラック(セラック)などを使用するなど、健康と本来の性能を両立させているものもあります。

③目的達成のためにはスケルトンに

工事内容は、結露・カビ対策と水廻りを含めた内装リフォーム。
但し、結露とカビは内装をやりかえるだけでは解決しないので、

ほぼスケルトンになりました。

#スケルトンまで解体し
#間仕切りや内装壁をやり替え
#カビの除去
#触媒でカビ発生を長期に抑制
(身体の健康のため有機溶剤を使用しない)
#湿気で傷まない断熱材を使用し
(炭化コルク+サーモウール)
#漆喰で仕上げる(接着材無し)

という工程で仕上げました。
襖戸は木製建具に変更し、見た目にもスッキリと。押入の中も湿気対策で漆喰を塗りました。

床は無垢フローリング「杉」。京都産。しかも三浦製材オリジナルの低温乾燥材「e-BIO」なので木材本来の性能を発揮。健康にも良いし腐りにくい。なにより臭くない!

O様、ありがとうございました。この冬は快適にお過ごしいただけますようアフターもしっかり対応させていただきます。